HRE INC. Internet Technology
Remote control and Distant observation

無人屋外観測装置実験施設 (HRE中ノ沢駐機場)

遠隔操作可能な無人観測装置や各種監視システムの遠隔実動試験(フィールド試験)をおこなうために、 山間部に専用の「防災用大型移動観測装置」1号機、2号機を駐機する事にしました。 トラックに乗せて移動可能な自立システム機器です。 太陽電池パネルやエンジン自家発電装置を備え、長時間の定点観測に対応出来る内容となっています。

また、ここは弊社の得意分野である無電源無回線環境での監視システムを実証試験するためのプラットホーム として活用して行きます。SOLAS条約対策で求められる、低コスト広域監視を遠隔で行うための装置や、 システムの運用試験も順次行っております。

設置予定地は分筆後40年間放置され、当時畑だった場所はすっかり原生林に変貌していました。 典型的な原野商法の分譲地のため、40年経っても電気も水道もありません。地権者は誰一人として 住宅を建てる事すら出来なかった場所です。最近、ようやく、作業場や家庭菜園として利用する方が 現れ始めました。しかし、40年経つと、当時の購入世代はすでに7、80歳になり、行方不明の方もいるようです。 私達はまず、朽ち果てた道路を整備し、所有地の再測を行い、森林法に従い支障木の伐採と整地をしました。

ロケーション
住所:北海道札幌市南区中ノ沢 民有林    

諸元
主電源:17V 1.2kW 多結晶ソーラーパネル群
補助発電機1:100V 2.3kW OHV4サイクル長時間用ガソリン発電機(作業用)
補助発電機2:12V 23W 風力発電機
電力保存:12V 540Ah (6.4kW) ディープサイクル蓄電池
暗視カメラ:1
PTZ昼間カメラ:1
観測記録システム1:気温、湿度、地温
観測記録システム2(予定):風向、風速、雨量、降雪量、日照、電磁波、振動計
機械警備システム1:赤外線、映像動体検知
機械警備システム2(予定):超音波、高電圧放電索、スモークディスチャージャ
通信システム:PHS常時接続、無線LAN、特定小電力テレメーター通信
総重量:2.8トン × 2基    

/  → 通路の復活作業の様子
/  → コンテナ設置工事の様子
/  → コンテナ艤装工事
/  → 太陽電池パネル設置
/  → FinePixS2Proによる夜間撮影試験


設置環境周辺   ヒグマが出るので、屋外での煮炊き・焼き物、生ゴミ廃棄は禁物。要武装。

冬季間風景   冬季間の積雪は平均2m程度。除雪が大変。
可搬型コンテナ装置ですが、内部は十分な作業スペースが確保されています。 大きな観測窓は二重真空強化ガラスで厚さ15ミリ。装甲板を外に装備。 ただ、当然の事ですが、トイレ、ガス、水道、など生活に必要なインフラは皆無なので滞在することは困難ですが、 屋外作業の休憩場所として利用出来る(キャンプ気分ならOKでしょう)。コンテナ自体が密閉容器で、 温度対策のため高断熱・高気密のため、強制排気ファンを稼動すると、耳がキーンとなるほど減圧してしまう。 火気厳禁、酸欠には十分注意が必要です。 夏場、エンジン発電機が動いている時はエアコンも使えるので、長時間の作業でも多少は快適です。
観測機材に電源を供給するパワープラントの一部。シーキングの深放電蓄電池(ディープサイクルバッテリー)AX-90 と充電レギュレータ。電池容量が約6500W(540Ah)と大きいので、太陽電池が多少無茶な充電を行っても問題ありません。 夜間、発電機が使えない場合には、室内灯火にも給電可能。発電機稼働時に急速フル充電が出来るように、バッテリー 充電器を2台置いてあります。配線が空中配線なのは、色々実検中でコネクターの抜き差しが多いためです。 このラックの上部には、監視カメラなどの制御機材、警報システムが置いてあります。
当然ですが、夏場は昆虫が非常に多く、小動物も多い。 ダニや エキノコックスなどの感染症などの危険も有るので、小動物に触れたりするのは厳禁。必ず後で消毒・手洗いをします。 鳥も含めて、糞などにも触れてはいけません。 観光客がキタキツネにエサを与えたり、触れたりするのを北海道ではよく見かけます、非常に危険です。 コンテナには、防災や万が一の為に、食料・飲料水・救急医薬品や防災資材一式を装備しています。

また、この地域は危険なヒグマなどの活動域ですので、作業中は発電機を動かして 人間の存在を知らせる必要があります。人間の生活圏までは約1km程度の距離なので、トイレや給水には車で移動します。 屋外作業のときは、ナタや大型ナイフを装備しています。 ちなみに、昨年秋も、沢を一つ挟んだ山林にヒグマが出没しました。 また、背部の山の反対側では数年前にハンターが襲われ死亡し、食われました。 冬は、山間部ということで、積雪は2mにもなるが、北側通路奥に山小屋(ログハウス) があり、利用している人がいるので、道路だけは共同で除雪業者に依頼しています。

快適生活用(エアコン・電気ストーブなど)2kW発電機
「SV-2300H」 出力2300WのSUZUKI製発電機。OHV4サイクルガソリンエンジン。 特段の機能も無く、汎用エンジンに交流発電機がついただけの安価な代物。 昨今のHONDA製のレジャー用超静粛エンジンとは異なり、工事現場などで良く見られる「ズダダダダッ」とうるさいタイプです。 発電機小屋を作って防音しないと駄目ですね。サンワドーで¥48,500。大工さんが4人で工具使うには 全然非力です。ちなみに大工さんが持参したのはSUBARU製の同出力発電機。 人間が現地に出向いて作業する時の限定使用品。
PENTAX MN031A @FreeD接続によるライブ
PHS定額接続「@FreeD」を使用してP-inをMN031Aに装着、12Vバッテリ駆動で転送したライブ映像。 PHSのエリアギリギリなので、回線速度はあまり良好では無いようだ。
20フィート中古コンテナ外観     20フィート中古コンテナ内部(艤装前)

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