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今回、沖縄県の地域振興事業の一環として、北谷町美浜のサンセットビーチにライブカメラを設置するという企画が 地元JVから揚がりました。そこで、技術指導と設置協力ということで依頼を受け、行って参りました。 このビーチは北谷町美浜の北谷町運動公園に位置し、半円形のリーフの中が海水浴場になっています。 沖合いには巨大なリーフが広がり、干潮時には海面に出現します。写真は那覇空港に向かう全日空機からの撮影。
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沖縄北谷町 サンセットビーチ ライブカメラ
風力発電機や野球場もある広大な北谷町運動公園
ビーチの監視棟は、上の写真の左側の建物です。ここで、夜7時まで監視員がビーチの安全を守ります。 ハブクラゲ防止ネットなどに触ると注意されます。実際、ネット外で泳いで刺された人が緊急処置を受けて ましたが、小さい子供だと非常に危険。その他、毒性生物は結構多く、ウミヘビの毒は地上のハブの5倍 も強力だそうです。タコとか貝にも毒を持っている種類いるとか。安全監視員の注意はちゃんと聞きましょうね。
干満の差は約80ゼンチ位で、干潮時にはビーチ全体が お子様プール程度の水深になります。然程混んではいませんが、監視員の体制や付随設備はピカイチです。

右の画像は「カメラA」からの映像です。ちょっと絵になり過ぎてるのが沖縄の凄さですね。監視台に座っているのは 監視員のお姉さんで、溺れている人がいると、サーフボードに飛び乗って救助に向かいます。 (このビーチはボードとシュノーケルは禁止です)。

PENTAX MN031A オートアイリス望遠ズーム仕様
カメラは、PENTAX MN031を2台使用し、そのうち1台は外部ビデオ入力に屋外の防水型高感度カメラを接続しています。 今回は実験的意味もあり、屋根に設置した屋外カメラは台風や塩害にどの程度耐えうるかのチェックです。 風速50mの台風で飛ばされない事を祈るばかりですが、屋外カメラは比較的安価なタイプですので、MN031の人柱という 感じです。ただ、屋外カメラは41万画素だけあって、低照度での解像度はかなり高いですね。昼間は25万画素のMN031と あまり差は無いようにも感じますが・・。
夜間照明中の通路を写す「カメラB」。高感度カメラなので、夜間でも比較的明るく写る。公園のカップルは要注意(笑)。 昼間はビーチに向かう人が此処を通ります。一応、公共施設ですので、プライバシー保護には気を使い、実際に被写界に立って 人物がどの程度判別可能かチェックしました。 尻を出せば判りますが、拡大しても顔はモザイク掛ったようにしか写りませんので、OK。 まぁ、公衆の面前で顔を隠さなければならない方は、袋でも被って歩いてね。
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サンセットビーチ ライブカメラ 設置工事
設置当日は、朝10時からサンセットビーチに入り、カメラ機材の準備を開始、 沖縄北谷町の電気工事会社の方がハシゴを使って屋根に上り、工具を使って取付け工事をして下さいました。 TVのアンテナ工事が得意の皆さんだったので、この程度の設置工事は朝飯前。 ただ、カメラの75Ωケーブルが5C2Vだった。3C2Vってお願いしてたはずなんだけど、 まぁ、太くて困るのは受け側のコネクター周りが不自由になるだけか。
屋根の上に設置した屋外用防滴カメラ。黒いので直射日光が厳しいかなと思ったら、意外とクール。アルミなので、放熱効果のほうが 高いのかもしれません。付属のフィクサーをコンクリート用のネジで固定。コンクリートドリルというのは、意外と楽に掘れる。 充電式ドリルで十分だった。問題はこの付属品フィクサー。締め具があまりガッチリ締らない。風速50mにはちょっと心配だったので ゼリー瞬間接着剤で最終的に固定。ケーブルは5C2Vをコンクリート用フックで固定した後、若干細めの電源ケーブルはナイロンタイで 5C2Vに添わせた。コネクターの接続部は防水スポンジシートを巻いてテープで固定。自己融着テープのほうが良いかも。
image
青い空に映える屋外用カメラ。でも、白く塗ったほうが良かったかもしれません。 メーカーからの機材到着が遅れて、ちょっと暇が無かった。今度は塗装部屋を確保しなきゃならないかな。

実は、このビーチ、米軍の若者が夜中によく悪戯に来るとか。カメラを壊されないかちょっと心配。なにせ、沖縄の建物って比較的低めに 作られてるので、この建物もデザイン的にそんな雰囲気。跳べばカメラに手が届きそう。 まぁ、そんな時は使い捨てとあきらめて、強力なハウジングのカメラに変更するしか無いかもしれません。 事前に取付け場所のもう少し詳細な情報、屋根の上面の写真が有れば、検討可能だったかな。 インターネットを使った打ち合わせの中では、今後、設置工事をする際の反省点ですね。

監視員室の屋内壁面に取付けたPENTAX MN031。壁面用L型フィクサを使用。ただ、カメラ店で売っている数千円のボール雲台もそうだが、 頻繁に方向を変える場合には楽だが、ガッチリ固定して使う場合には、挟み込む力が弱く、意外と不便だ。 むしろ、ビス固定式のフィクサーのほうが、私としては安心だったと感じた。

5C2Vケーブルが太いのでちょっとコネクターに負荷が掛り過ぎているかもしれない。気になるななぁ。あとで、変換BOXと 3C2Vケーブル用意しようかな。それと、この監視員室。屋内とはいえ、窓全開でドア全開の状態で、ほとんどオープンエア。 潮風と砂がまともに室内に吹き込んで来る。MN031は防塵対策も防錆対策も無いので、かなり心配。 設置する為の部屋がどのように使われてるかを確認するのは必要ですね。 出来れば、簡易防塵キットなんて出ないかな。無ければ自分で作ってしまおうかな。せめて上面からの埃や粉塵を防げば、かなり 安心できるでしょう。

後日談ですが、9月に入って、立て続けの台風に外部カメラは襲われました。 砂塵により筐体はヤスリをかけたように傷つき、レンズ窓のアクリルにも小さいスポット状のキズが無数に付いてしまいました。 さらに、湿気と昼夜の温度変化による気圧変化で、防水シールを通して湿気が入り込み何度か結露しました。 それでも、なんとか動いていましたが、とうとう夏場の高温の影響かどうかは確認できませんがダウン。 やはり、南国の日差しは強力だったのかもしれません。
今後は、軒下へ設置するか、冷却システムの入った大型ハウジングを使ったほうが良さそうです(高価だけど)。 あるいは、使い捨て感覚で数万円の安価な防滴カメラを使い倒すという方法も、もちろん悪くはありませんが・・。 また、10月に入ってすぐに今度は高価なカメラAの本体がダウン。これはPENTAXさんの素早い対応とご厚意で即刻無事復旧。
雑感
今回のWebカメラ設置で苦労したのはケーブルモデムで固定IPを使い、さらにブロードバンドルータでファイアウォールを設けるという 仕掛け。PENTAX MN031はDHCP割り当てを受けられないので、全部手動で設定する必要が有ります。 別に、普通なら何の問題もないはずの設定です。 ところが、ボ〜とするほどの暑さのせいでしょうか、2台のうち1台の設定ではまりました。 ルーティング設定で初歩的な勘違をして、外に出れない。 結局ケーブルTVのラインと直結して見る事で、原因の切り分けが出来てミスに気がつきました。 正常に機能しているもう一台の設定と比較する事で、初歩的なタイプミスに簡単に気がつくはずでしたが 設定ソフトがMN031とMN031Aで異なることが、それを見落とす遠因だったかも。 トラブルシューティングの定石でミスが発見できたので、良しとしたいトコロですが、遠隔地の為、 機材を交換し、ハードとソフトの切り分けをして原因を調べるという手法が使えなかった事で、総当り戦になり、 非常に時間かかった事が反省すべき点でした。 翌日が予備日でしたので、なんとか午前中に、想定していたテストで原因が判明したので結果オーライでしたが、 関係者の皆さんに余計な心配を掛けてしまった事は慚愧。
PENTAX MN031はファームがリアルタイムOSで動いている為、転送動作がかなり遅い。1枚の画像を転送するのに2〜3秒 掛っているようだ。たとえば、更新間隔を30秒とすると、その1割を転送時間に要している計算になる。その結果、書込み時の 排他競合の為、ブラウザ側で画像が途切れたり、MN031自体がエラー処理に入ってしまう場合が発生する。 更新間隔を数分に変えたりすればかなり改善されるが、変化の少ない画像も面白く無いだろう。 このへんで、例えばCGIを使って、転送済み画像だけを見せるとか、色々工夫の余地が出ているかもしれない。 北谷町の沖縄館Webページでは、現在転送中のファイルではなく、既に転送済みのファイルをサーバーが選択して公開するように CGIを組んだ結果、表示が非常にスムーズに行う事が出来るようになっている。とても参考になる小技だ。 Windowsを使ったパソコンWebカメラに比べると、MN031は、格段に放置プレイが可能な点で、ビジネスユースでは助かる。
沖縄体感
到着日の沖縄は晴れ。15年ぶりの訪問でした。空港の建物が立派になっていてちょっとビックリ。 ただ自衛隊のF4も同じ滑走路を使用していて、まるで暴走族のようでした。ジェットの音の大きさが違いますね。 空港には離島へ向かうRACの小型機もあり、いい雰囲気でした。本当は八重島や石垣島にも行きたかったなぁ。 次回は是非行こう!
空港でまず、バゲージピックアップに掲示されているお知らせが、如何にも沖縄らしさを実感させてくれる。まだ、検疫してたのね。 でも、パスポートはもちろん不要です。ところがホテル到着早々にスコール。ビー玉のような雨が雷と共に降ってきました。

この雷雨が、そもそものトラブルの始まりだったのかも。この時の落雷で、沖縄那覇周辺のケーブルネットワーク網に被害が発生し、 翌日のライブカメラ設置での最初のつまづきになりました。ネットワーク工事は昼過ぎに終了しましたが、 ケーブルTV会社が落雷被害復旧の為に混乱していたため、インターネットが大幅に遅れて、夕方近くになってしまいました。 さらに、ケーブルモデムの仕様にも翻弄される結果に・・・。

歩道のわきに何気なく設置されているシーサーの置物。沖縄の護り神です。地球に危機が訪れた時には巨大化し、悪と戦います。 しかし、沖縄の国際通りのダイソー(100円ショップ)にはシーザーの置物が100円でありました。観光土産品店で買うよりお得かも。
相変わらず賑わう国際通りの公設市場。アジアンテイスト一杯で怪しさ100倍。ここでは観光土産品よりも、地元特産の農水産品を ゲットするべきですね。ちなみに、定番の観光土産品は奇麗な店ほど高額です。オバサンが木の箱の上で売ってるような店がお薦め。 ヒラミレモン(シークヮッシャ)の季節が終わっていたので、濃縮(原液)ジュースを購入。15倍に薄めてもかなりスッぱい! その他、大好きな香辛料関係を多数購入。でも、今はインターネット通販を利用できます。
Webカメラ設置作業の完了後、現地のクライアントの方々と打ち上げをしました。 実は沖縄料理の名前は色々知っていましたが、どんなものか分からずに今まで口にした事が無かったのです。15年前に来た時も そうでした。で、今回「ゴーヤチャンプル」を食べましたが「苦くておいしい〜」って感じです。「島らっきょう」もそうですが、 ビールには最適。もう平らげてしまいました。帰りに空港で「島らっきょう」を買いましたが、実はこれ、物凄くネギ臭い。 真空パックにも関わらず、独特の臭いが漏れて来る。帰宅後気がついたが、貨物扱いで飛行に乗せて良かった(笑)。 そのほか「3枚肉」も「うわぁ美味しい〜柔らかい〜」と馬鹿な芸能レポータ風の感想しか出ません。これは絶品。本土では 味わった事の無いゼリーのような肉で、それが串焼きになってるのが凄い。なんでも、一度煮た後に串焼きにするんだそうな。
目の前で調理してくれるサムズマウイの巨大エビ!!食べるには、結構勇気が必要でした。だって解剖図鑑みたいなんだもんなぁ。 これにサーロインステーキがついて4000円弱。
しかし、連日暑かった。作業をしていたサンセットビーチの監視員室は冷房が無いため、壁の温度計は40℃近い気温。 汗が、一筋では無く、ボタボタと落ちる状態。監視員のお兄さん達がマッチョなのは、ああいう部屋で待機しているからかも。 ひたすらカメラやルータが温度でやられないか心配でした。予備日の午前中に設定は完了し、午後からは北谷町運動公園付近で ブラブラしてました。 時間が中途半端だったので、期待していた史跡巡りは出来ませんでしたが、公園に隣接したJASCOで涼んでいたほうが良かったかも。 北海道も暑いですが、四方を海に囲まれた沖縄の暑さは流石に南国。街の雰囲気もどこかしら、サイパンやグアムに酷似していて、 妙な異国情緒がありました。
沖縄県庁上空に飛来したUFO
それにしても、沖縄の空は交通ラッシュです。米軍機は終日訓練飛行しているし、嘉手納基地への貨物機も続々。 観測気球は上がるし謎の円盤UFOも登場(実は単なるライトの反射)。それにしても奇麗な夕焼けですね。

カメラを設置したサンセットビーチも夕日は抜群です。真っ赤な夕日が水平線に落ちるシーンを見る事が出来て感激しました。

末尾になりますが、沖縄OCO、GNA他スタッフの皆さん、工事業者の皆さん、サンセットビーチの皆さん、行政サイドの皆さん 色々とお世話になりました。今後のIT事業展開の布石になることを祈願しています。次回は家族で沖縄にバカンスに行きます! 北海道に来られる事がございましたら是非お声がけ下さい。


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