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定点観測画像記録発信システム
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Copyright Muse Ishikawa. 1998

屋外カメラの結露(防水カメラのはずなのに・・・)
屋外カメラの結露(防水カメラのはずなのに・・・)
ヤック株式会社から、全天候型防水カメラとして発売されているアシストビューIC-4Fを屋上に設置したところ、数日で結露が発生した状況です。カメラはABS樹脂の二重構造で耐候性も優れていると銘打っています。確かに外からの浸水はありませんが、屋外に設置した場合、黒塗りの筺体が日中に太陽光線で高温加熱され、夜間に冷却されるために結露が生じたと思われます。日中の太陽光で筺体が加熱され復旧することを期待したが、既に水滴となっていたため駄目だった。
 ホワイトバランス:TTL方式自動追尾
 電子絞り:リニア制御(1/60〜1/15000)
 カラー方式:フィールド蓄積モード色差順次方式
 TV方式:NTSC
 稼動電圧:DC12V 210mA 最大500mA以下
 耐久構造:全天候型(生活防水)
 コネクトケーブル:防水4芯ケーブル 約7m
 基盤動作温度:0℃〜+60℃(RH70% Max)
レンズカバーの内側に大量に付着した水滴。筺体が厚めのABS樹脂な為に、最も温度変化の大きなレンズ面の薄いアクリル板に集中的に結露している。数日で結露を通り越して大量の水となっている。幸いにもアクリル窓とレンズの間に、毛細管現象で入りこんで、基盤面には水滴が落ちることは無かったが、カメラを降ろして、二重式の内側の筺体を開けた途端にダ〜と水が内部に流れ落ちた。
二重の筺体内部にはメーカー側で乾燥剤のシリカゲルのパックが一つ入れているが、どうやらほとんど効果は無かった模様。二重の筺体の外側はむしろ空気の流通が有ったほうが良いのかもしれない。とりあえず、内部を乾燥させたあと、手持ちの乾燥剤を入るだけ追加して内側の筺体のスクリューカバーをガッチリ締めた。再び結露した場合は、レンズ窓の周囲に発熱素子かなにかを装着するしかないかもしれない。幸い二重筺体の為、若干のスペースが有るので、なにかしらの発熱装置が設置できると思う。
その後、メーカーなどに問い合わせ、追試験を行った結果、原因らしきものが判明した。結露の原因は、生産時に同梱された乾燥剤そのものにあったようだ。生産段階でなぜか湿度を吸収し、湿気を帯びたまま挿入された乾燥剤が、実動時にデバイスの発熱によって、逆に水分を放出しそれが結露につながったようだ。なんともお粗末な話である。乾燥剤を取り出せる場合には、事前に電子レンジなどで水分を飛ばしてから再度入れなおす必要がありそうだ。
※追加報告
その後、2年間に渡って、さまざまな屋外用筐体一体型カメラを取り扱って来た結論から言うと、シリカゲルや石灰パックのような、いわゆる乾燥剤は乾燥させるものではなく、湿度を一定に保つ機能しか持たないという事だろう。つまり結露の原因はそれら調湿材に有るということだ。100%湿気を除去しない限り結露は多かれ少なかれ発生する。むしろ、調湿材を同梱しないカメラのほうがほとんど結露が発生しなかった。元々、防水構造になっているカメラであれば、大量の湿気が入り込むことは考えにくい。湿気を保持するという事の方が問題が大きいと言える。

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