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Internet Web camera fixed point observation image record system |
| インターネットWebカメラの方向性考察 |
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インターネットWebカメラの方向性について、若干考察してみたいと思う。
元来、ビデオカメラとCRTの関係は入力と出力の関係であり、その方向性については不偏だ。
実験室で作られたこのシステムは、その後TV放送の時代で全盛となる。一対多の時代だ。
多くのTV受像機がTVカメラによって取り込まれた映像を見る事が出来るようになった。
チャンネルを変えれば、他のTVカメラの映像(他のTV局)が得られる。
しかし、この時点であっても、見る側がTVカメラをコントロールするという事は通常考えられなかった。 ところが、インターネットの時代になって、その考え方は変化して来る。 カメラコントロールの可能なシステムの提供だ。Webを経由して、カメラの方向やズームをある程度自由に 制御して、見たいポイントの映像を取得出来るようになってきた。 先行していた監視カメラの制御に一歩近づいた状況と言える。 しかし、大きな、いわば致命的欠陥をすでに実感している利用者も多い事だろう。それは カメラ制御はつねに一対一の関係でしか無いという事だ。視覚の延長はただ一つの遠方の目であり、 多数の利用者が同時にただ一つの目を制御して思い思いの映像を得ることは非常に困難だという事だ。 |
![]() 多数のアクセス者が同時にカメラを操作することは出来ない。 |
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ここで、レーダーの発達に着目したい。
大戦中に開発された軍事用レーダーは、最初指向性の強い電波を発信し、その方向から返って来るエコー波の
大きさと時間をXY時間軸上で見る事によって、対象を識別していた。それは一次元的世界だった。
しばらくして、送受信アンテナを回転させるアイデアが生まれた。同時にCRTの偏向コイルも同期回転させ、
長残光CRTに放射状に映像を得る事が出来るようになった。360度の二次元電波視界が形成されたのだ。
戦後それは上下左右の動きを持ったアンテナによって、三次元電波視界に発達した。それでも、電波の発信と
受信は一対一に対応したアンテナで排他的に行われていた。それは丁度、現在のWebカメラの壁に通じる単眼システムだ。
しかし、レーダーにも、フェイズドアレイレーダーという新しい技術が登場した。イージス艦などに装備された 大きな板状の動かないレーダーだ。極小の位相アンテナを多数並べ、その位相を電子的に変化させる事で レーダーの放射方向を瞬時に変化させ、機械的では無い走査レーダー映像を得ることになったのだ。複眼の登場である。 同時にこれらの映像はデジタル処理されて、各種ステータスと同時にCICのネットワークに送られ レーダー映像の共有が計られた。知りたいレーダー情報は上下左右どの場所の情報でも任意に選択できる。 同時に数百ものフリッツを監視し、数十の標的に処置が可能になっている。 転じてWebカメラに視点を戻そう。現在の単眼システムでは、機械的なチルトパンヘッドを装備し、Web経由の I/Oを設備しても、制御が有効なタスクは常に1つだけだ。競合するか待たされるかのいずれかだろう。 制御リクエストが多数殺到すると、チルトパンヘッドを備えたWebカメラシステムは凍りつく。 実験的エンタテーメントであっても、視覚の延長を多数の利用者に提供するという究極の命題には結びつかない。 では、どうすればこの状況を打開出来るか。位相レーダーのように複眼にすれば良いか? 確かに、多数のカメラから自分の見たい映像を選択することで、チルトパンヘッド制御の致命的問題を回避するような サイトはいくつも存在する。 回転鏡やフィッシュアイレンズ、放物面鏡などで常時360度視界を確保して その画像の中からリアルタイムにディストーション処理した部分画像を提供するシステムもある。 しかし、CCDカメラの有効画素数の60%以上を失う場合が多く、一般市場で入手しやすい41万画素程度の カメラでは展開後の解像度は悲惨な物である。 |
![]() 放物面鏡で捉えた画像を極座標変換とディストーション処理したパノラマ映像 (c)NHK。 |
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現時点では高解像度映像をリアルタイムに
取り込むカメラを実装したシステムは無い。デジカメのようなメガピクセルのCCD画像をリアルタイムTV映像として処理出来る
システムはあまりにも高価だ。観客動員におけるコストメリットは無いだろう。
むしろ、鳥類の目のような低解像度全体映像と高解像度ピンポイント映像を瞬時に切替える事の出来るカメラがあれば良い。
ミカミの高所監視カメラのように、広角カメラと望遠カメラを同じチルトパンヘッドに乗せて、ポイント映像をズーム可能な
システムはそのような考え方が根底に有ると言える。
いずれにせよ、ハードウェアの進歩と廉価化、 ブロードバンドが「リアル→バーチャル→リアル」の流れを解決してくれるものと期待している。 |
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